晴海第三公園の田んぼトープ~稲刈りイベントとその後の田んぼ~
稲刈りイベントを行いました
晴海第三公園にある田んぼトープでは8月頃に防鳥ネットを張ってネズミなどの動物から食害を防止するように施しました。結果、7割ほど稲を残すことに成功し、10月半ばに無事稲刈りのイベントを迎えることができました。

イベントの内容
導入として稲がどのように生長していくか説明した後、皆さんがよく知っているご飯になるまでの流れについて説明しました。その後は実際に参加者の子供たちに稲刈りをやってもらいました。
細心の注意を払いながら鎌を使用し稲を刈り取ります。そのあと麻紐で束をまとめました。完成した束は稲架掛け(はさがけ)して天日干しとなります。干しているときも食害を受ける可能性があるので防鳥ネットの中で干しました。


収穫した後の稲はどうなるのでしょうか?
稲刈りイベントの後は脱穀して精米していきます。作業は私たちで行いました。
脱穀方法は足踏み式の脱穀機を使用。
まず脱穀から始まって籾摺りを行います。これが玄米になります。そうして出来上がったものを精米機にかけて完了です。



合計で6.8㎏のお米を収穫することができました。これは前年度収穫したコメの倍以上になります。こうして精米できたお米は12月末に行われた餅つきイベントに使用され、子供たちに振舞われます。その他、藁は同様のイベントでのお正月のしめ縄飾りの作成に使用されます。さらに残った藁やもみ殻、米ぬかは田んぼで肥料として使用します。収穫した稲は余すことなく有効活用することができます。

稲刈り後の田んぼはどうするの?
稲を刈った後の田んぼには菜の花を播種しました。この菜の花は早春に花が咲きますが、そのまま田んぼにすき込みます。
菜の花が生長した後に土壌にすき込む行為はいくつかメリットがあります。
- 土壌が団粒性になることによる保水性の向上
- 風による土壌の流亡・飛砂防止
- 土壌に残った肥料による土壌汚染の改善
- 景観の向上
このように菜の花のような収穫目的ではなく肥料として育てた作物を土壌にすき込むことを緑肥といいます。作物を育て終えて粗暴になった土壌を改善するために必要な行為であり、化学肥料を減らして自然なものを使用しているため環境にも優しい肥料となっています。


以前投稿した田んぼトープについてのブログやその概要については以下のリンクからご覧ください。