このたび代表取締役となりました尾坂尚之と申します。

弊社は今から40年ほど前に水環境分析コンサルタントとして設立した会社です。

先代の社長が自然好きであったため「水を知るにはそれをとりまく自然を理解しなければならない」ということで水に関わる生物調査を行うことになりました。その中で、都市にも貴重な自然がまだ多く残されていることがわかり、それを保護するための取り組みを報告書にまとめました。しかし時代的に自然保護への関心が低かったこともあり、調査に加えて実際に自分たちで手も加える「維持管理」の分野へと業務を広げることとなったのです。

失われていく自然を取り戻すにはどうしたらよいのか。
それは新たに作るしかないということにも気づき、その土地に合う自然を理解し再生を手伝う「ビオトープ(生物の生息空間)づくり」という新たな分野を開拓していくことになりました。

例えば、都内のビルが乱立する小学校の屋上に水深10cmの浅い水辺をつくりました。日陰もなくコンクリートの表面温度が50℃近くになるような過酷な状況であっても、生きものが暮らせる環境を工夫して作り出すことでメダカが生息するようになりました。そして都内ではまず見ることができない水生昆虫のコオイムシが姿を見せ、繁殖もするようになったのです。

また、自然とのふれあいが少なくなってしまった子供たちにも生きものの観察をとおして生態系の大切さを学び、自然への関心を深めてもらっています。

私たちは「ビオトープづくり」をとおして「人と自然の懸け橋になるにはどうしたらよいのか」という新たなテーマに取り組み、広く社会に貢献していきたいと考えております。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役 尾坂尚之