某マンションビオトープ
令和元年8月完成
面積:約6.5m²
建物外構の排水側溝を利用し、特殊塗料による防水処理を施し、 自動給水装置で水をコントロールした池・湿地からなる小さなビオトープをつくりました。 池には様々な水草、湿地は苔をベースに湿生植物を居住者様と一緒に植付けました。 わずかな空間でも人と小さな生き物の憩いの場になっています。
施工時の様子
世田谷区にあるマンションに、小さなビオトープを施工しました。
もともと雨水を利用して水をためて池にしていた場所に、植物やメダカなどの水生生物が生息できる環境を作りました。
湿地や池はもともとの水位より高くし、オーバーフローも水位に合わせて高く加工してあります。
池の水位を保つため、水道からの自動給水装置も設置しました。
水際は植物がより豊かに育つよう土量を増やし、自動散水装置を設置しました。
水域は4m2と小さめですが、最大水深が20cmとなり池の中にメダカが生育できるようになりました。
メダカがいるとそれを狙ってヤゴ(トンボの幼虫)などが棲みつくようになります。また、水生植物が生育することで
タニシなども棲みつき、小さいながらも多様な生物が棲む池になっていきます。
近隣の方々が、たくさんの生き物を観察できるようになるのが楽しみです。