個人様宅ビオトープ(2005.5)
施工前の平面図
施工後の平面図(案)
施工の様子
施工前の様子です。
木道の先に、コンクリート製の小さい池があります。
既存物を撤去した後、池の掘削と地ならしを行います。
池の範囲に沿って、遮水シート固定用の木枠を設置します。
遮水シートを設置します。
遮水シートの上に土を被せて埋設します。
水際と水底に石や砂利を設置します。
池に水をため、防水試験をした後で、木道を設置し完成です。
池の給水には、近くにある建物の雨どいから雨水を導入しています。
完成から1年後の様子です。
池周辺には植物が繁茂しています。
年に一度は草刈りを行い、池際を綺麗にします。
草刈り後の様子です。
カキツバタなどの水生植物が生育しました。
改修工事の様子(2017.6)
設置から10年以上経過し、防水シートの漏水箇所が見つかったため、防水シートの張り替え工事を行いました。
池にいる生き物を確保した後で、池の水をすべて抜き、中に溜まった泥もすべて取り除きました。
新しい防水シートに張り替えて、池際に土のう袋を詰め、カエル等の池を行き来する生き物の動線を作りました。
土のう袋にはカキツバタ等の湿性植物を植栽し、数年で目立たなくなるようにしています。
改修工事から1年後の様子。
土のう袋の周りには、カキツバタやセキショウが生育し、土のう袋を隠してくれています。
植生管理作業
施工から暫く経過し、植生が豊かになりました。
このまま放置しておくと、遷移が進んでしまいますので定期的な選択除草が必要になります。
弊社では、ビオトープの植生や環境を維持するため、年に2回の植生管理作業を推奨しています。
植生管理作業が完了しました。
植生管理作業は、ビオトープの遷移をコントロールするために行います。
繁茂したトチカガミなどの水草の間引きの他、アメリカセンダングサやセイタカアワダチソウといった外来種の除草・抜根も行います。