「田んぼ」は楽しい水辺空間 ~田んぼづくりのご提案~

都会と田んぼ
田んぼトープ

「田んぼ」ってなんだろう? ~米づくりと自然の共存~

「田んぼ」は一言で「田」と言ったり、あるいは「水田」と呼んだりしますが、イネを育てるために水を張った畑のことです。

田んぼのイメージ

イネの栽培による米づくりがユーラシア大陸から日本に伝わったのは、今から約2000年前だと言われています。
私達の祖先は、自然の湿地などを田んぼへ変えならがら、少なくとも今日までに2000回くらい、米を収穫してきたことになります。
本来、自然の湿地を利用してつくられてきた田んぼは、多くの動物や植物の住みかでもありました。
農薬が使われ始める以前の、ある地域の田んぼには、約400種類もの生き物が生息していたという記録も中にはあります。

このように昔ながら田んぼは、カエル、ドジョウ、メダカ、タニシ、タガメ、ゲンゴロウなど多くの生き物にとっての大事な住処であり、 人間がつくったものであるにもかかわらず、日本の自然の一部となっていたことがうかがえます。

自動調水器付「田んぼとーぷ」

「田んぼとーぷ」とは、水研クリエイト株式会社が提案する、自動調水器(自動給水装置)と排水設備がセットになった「水田ビオトープ」です。

田んぼトープ

自動調水器が付いているので、水遣りの苦労や心配がありません。
当社が屋上ビオトープ緑のカーテン・屋上菜園緑化で培った技術を発展・応用させた、電力を必要としないシステムです。

水遣りの大変なバケツ田んぼ等からの、「田んぼとーぷ」への移行も提案・サポートいたします。

自動調水器を含む給水設備は、複数の「田んぼとーぷ」を繋げることができます。
例えば各クラスごとの「田んぼとーぷ」を設けることも簡単にできます。

校庭、ベランダ、屋上など場所に合わせた大きさのお見積やオーダーも承りますので、お気軽にお問合せください。

米づくりを体験しよう!

「田んぼとーぷ」は小規模ながら、本格的な米づくりを体験できる商品です。
自動調水器が附属していますので、 うっかり干上がらせてイネを枯らしてしまう心配がありません。

田植え体験
田植えの授業

苗づくり、代掻き、田植え、稲刈りなどを通して、イネを育てるための作業を体験することができます。
ご依頼に応じて、弊社のスタッフが各種作業のサポートや生き物の観察会を実施することもできますので、お気軽にご相談ください。

色々な生き物を観察しよう!

「田んぼとーぷ」は、メダカが住めるだけの十分は広さが確保されています。
自動調水器の働きよって、いつでも適度な水位が保たれるので、生き物が住める環境が維持されます。

ヤゴ

「田んぼとーぷ」をつくると、その小さな水辺空間をたよりに周辺からチビゲンゴロウ、イトトンボやアカトンボ、 アメンボなどの昆虫が飛来して自然に宿ります。

そこに小さな田んぼの生態系が再現されて、生き物の営みをじっくりと観察することができます。

「田んぼとーぷ」には、田植えや稲刈り、小さな生き物の探検など、昔の日本の里山にあった楽しい田んぼの世界が詰まっています。

メダカ池

冬から春までの水を溜めていない期間は、田んぼトープにいるメダカを、仮設池(メダカ池)に移しています。
田植え後、田んぼに水を溜め終わったら、仮設池から田んぼへメダカを移します。
田んぼに発生するボウフラ(蚊の幼虫)の発生を、メダカ達に食べてもらうことで防いでいます。