学芸大学ビオトープ

屋上ビオトープとは?

街並み

様々な種類のビルや建築物が立ち並び、地面がコンクリートやアスファルトで舗装された都市部では、 かつて存在した緑地や水辺環境は失われ、 そこに生息していた地域性の濃い動植物の大部分も失われてしまいました。
また、開発による緑地の減少は、都市部に特有のヒートアイランド現象やその気温上昇に伴う 大気汚染等の環境問題の一因にもなっています。

常盤ビオトープ

以前からこれら都市部の自然保護と環境問題の解決と緩和を目的として 「屋上緑化」という言葉をよく耳にするとともに、各自治体においては関連する条例が制定されてきました。
例えば、東京都の自然保護条例 (2013年1月24日現在)の「第三章 市街地等の緑化」の中には、新たに新築・増改築される敷地面積250m²以上の公共施設、 または1000m²以上の民間施設の緑化計画書を提出することが義務付けられています。

屋上緑化のうち生物学的・生態学的な知見を組み込んで発展させ、 生物多様性の保全を目的とする「動植物の生息空間」「生物が来訪する空間」を屋上ビオトープと呼んでいます。

屋上ビオトープの効果

緑化イメージ図

人間活動の目線から見た効果

  • ヒートアイランド現象の緩和
  • 紫外線の遮断による施設の劣化防止
  • 保水効果による防火・防災対策
  • 植物の吸収による大気汚染の緩和
  • 交通騒音の緩和
  • 緑による景観の向上
  • 居住者の憩いの場

自然保護や生態系保全の観点から見た効果

  • 地域に生息する生物の休息・繁殖の場所
  • 緑のネットワーク形成のためのステッピングストーン
  • 自然と生態系の回復力の向上

屋上という砂漠に水辺のあるビオトープを創出する

屋上ビオトープイメージ

都市部においてビオトープを創出することが出来る場所は、土壌のある地面の上だけではありません。
建物の屋上にも様々なタイプの屋上ビオトープを設置することが可能です。

しかしながら、屋上という環境はある時は雨風に晒され、あるときは強烈な直射日光に晒されて猛烈に温度の高い乾燥した砂漠のような状態になります。
したがって、動植物相の豊富なビオトープを創出するには、 命の源である水の制御や土壌の流出を防止する技術が必要になります。
同時に既製の建物の積載荷重制限を越えないよう、軽量化する技術も必要になります。

弊社はこれらの様々な課題をクリアしながら、自然環境に配慮しつつ、雨水と太陽光発電を利用した 水生植物の豊富な池や湿地を再現した「水辺」を基本とした屋上ビオトープを創出することを得意としております。

屋上緑化雨水池

屋上雨水池

屋上雨水池とは

弊社がご提案する雨水貯留機能及び自動調水機能付のシンプルな雨水池のことです。
※屋上ビオトープにも、この雨水池の仕組みを応用して取り入れています。

屋上雨水池のシステム
  • 浅い水域(水深10㎝程)を造るだけなので、施工が簡単で、軽重量です。
  • 通常、土壌などを使用しないので安価な施工が可能です。
  • 雨水池に降った雨は水位の上昇で越流し、水はタンクに貯められます。
    池の水位が下がるとその水が自動給水されます。
  • 水生植物や藻類は日本産で、夏期に増殖する種を導入します。
  • メンテナンスは植物や藻類が繁茂しすぎたら除去するだけです。