Vol.6 クール☆アース☆飛鳥山に参加して

クール☆アース☆飛鳥山

福田 智也

 去る8月23・24日の2日間、桜の名所として知られる東京都北区の飛鳥山公園にて「クール☆アース☆飛鳥山」というイベントが開催されました。
区の主催によるこのイベントは「来場者に地球温暖化を防止する楽しい生活のヒントを提供する」という主旨で開かれました。
会場には、地球温暖化防止のために活動している20を超える企業や団体が出展し、当社も会場の一角にブースを設置させて頂きました。両日とも生憎の雨天でしたが、多くの方にご来場頂きました。

 当社は、これまでに手がけたビオトープや屋上・壁面緑化のパネル、食べ頃の野菜が並んだ水耕栽培キット等を展示しました。
まだ販売はしておりませんが、簡単に葉物野菜ができるキットは来場した方々に充分アピールできたのではないかと思われました。
その中で、特に人の目を引いていたのは、意外にもオクラの水耕栽培でした。
確かに、オクラの実以外の部分というは普段なかなか目にする機会がないものです。
また、オクラの実は一風変わった付き方をしますが、あまり知られていないようです。
見てみたいという方は、ぜひ実際にオクラを育ててみて頂ければと思います。

  また、壁面緑化を担当させて頂いている小学校に実ったヘチマをブースに並べたところ、「懐かしい」と言って足を止められるご年配の方が多くいらっしゃいました。
そのヘチマを今回、カレーを販売しているブースに食材として提供させて頂きました。
「え?ヘチマって食べられるの?」という声が聞こえてきそうですが、沖縄では「ナーベーラー」と呼ばれ、昔から味噌煮(ナーベーランブシー)等にして食べられているそうです。
私もヘチマ入りカレーを頂きましたが、あっさりした味と歯触りでした。
興味のある方はお試し下さい、20cm程度の大きさが食べ頃だそうです。

 23日には、子供達による「大声コンテスト」が行われていました。温暖化の進んでしまった2050年の人々が、現代人に対してメッセージ(苦情?)を叫ぶという設定でしたが、子供達からは「車なんてやめちゃえ!」「電気をこまめに消そう!」といった叫び声が上がっていました。
自分が子供だった頃に比べると今の子供達は環境問題に対して関心が高いなあ、と思うと同時に、このまま彼らが大人になってくれたら山積みの環境問題も少しずつ解決していくかもしれない、と心強く感じました。

'08.09