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Vol.19 山の水

佐久間 保

先日NHKで北アルプスでのドローンを使った撮影を含む登山風景が放映され懐かしく見ました。コースは新穂高温泉から入山し、鏡平-双六-槍ヶ岳といき、北穂高までの内容でした。これは昔私たち(二人)が行ったコースと逆でした。番組では、まず、鏡池でのドローンを使った撮影の場面がありました。ここは池に映る槍ヶ岳が有名で、撮影スポットとなっています。ドローンを池の上近くで撮影しようとしていたが、波紋ができて失敗していました。双六小屋からは槍ヶ岳へ向け登りです。槍ヶ岳小屋についたときは、曇りで槍ヶ岳は全く見えていませんでした。翌朝か翌々朝かは晴れて槍ヶ岳の全貌が見えました。ドローンの映像では登山がかなり危険そうに見えましたが、かつての記憶ではそんなに怖いとは思いませんでした。
私たちが登ったときには、登山途中で他のグループの人がコンタクトレンズをなくしたとのことで探すのを手伝いました。しかし、ご来光に遅れるとことで、中止し登ることにしまた。頂上には朝日が昇る前に無事着きました。かなりの人がいたように記憶していましたが、ドローンの映像では多くの人がいられない狭さでした。下山途中、先ほどのコンタクトレンズをなくした場所で再度探しました。どのくらいかかったかは忘れましたが、見つかりました。そんな感じのコースでした。ドローンの映像からは想像できないかもしれません。番組は北穂高岳に向かい途中に危険度の高い大キレットが控えています。私たちは逆コースなので北穂から槍に向かいました。天気が悪く視界が良くないのでただひたすら歩き続けました。視界が悪いため恐怖感がなく歩くことができました。槍ヶ岳小屋には昼に着き、寒かったので布団にくるまって寝てしまいました。こんなことが番組を見ていて思い出しました。
番組とは逆なので鏡平から沢沿いに新穂高温泉に向かって下っていきました。コースの所々には湧水があり、湧水箇所ごとに休み、水を楽しみながら下りました。8月の暑い日でしたので冷たい水が心地良かったです。
沢の水は、降った雨水がそのまま沢に流れ込むと思われ気味ですが、沢の水のほとんどは地下浸透した水なのです。あとから思うのですが、電気伝導率計を持ち歩き、沢の水を計りながら歩けば面白かったと思います。上流から下流に向かいだんだんと高くなったのか、また、横から合流した場合どう変化するのか見てみたかったです。電気伝導率は溶解しているイオン成分に連動しているので、高くなるということは溶解成分が増加しているということになります。沢の水がいったん地下浸透した水なので、通ってきた時間や経路によって溶解成分の量が異なるので、電気伝導率の変化が興味を引かれるところです。

'17.09.

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