都立水元公園の植生管理をしました(2023/8/16)

水元公園内の希少種や水生植物などの管理を行っています。
刈払い機の使用のほかに、
手作業で行う「選択除草」という丁寧な方法で草刈りをします。

ミズネコノオ保護区

7月作業の様子です。
たくさんのミズネコノオが芽吹いていました。
【ミズネコノオ:絶滅危惧種ⅠA類…野生での絶滅の危険性が極めて高い】

同時にミズネコノオと競合する水生植物が
ひしめき合うように伸びてきています。

それらを手作業で除草していきます。

実生のミズネコノオ
選択除草
ミズネコノオ群
ミズネコノオ保護区

たまにキクモが見つかります。
見つけ次第、掲載します。
【キクモ:絶滅危惧種ⅠA類…野生での絶滅の危険性が極めて高い】

水辺のさと(保護区)展示池

展示池付近には様々な四季折々の在来植物が咲いています。
中でもピンク色の花をつけるミソハギ群は見物です。
蜂たちに貴重な蜜源として利用されています。

他にも選択除草で残してきたオミナエシが満開です。

水辺を彩るミソハギ
黄色い花をつけるオミナエシ

植生管理をすることで

水元公園は様々な虫や植物が生きる貴重な場所で、
中でも私たちが関わっている「湿地」は多くの動植物が利用する環境です。
人の手を加え維持管理をすることでこの多様性を維持します。

これからも植生管理を通して生物多様性、希少種保護に貢献し、
より多くの来園者の方に日本の植物を見て頂きたいと思います。

木に集まるハナムグリ
泥がついているのが特徴的なニイニイゼミの抜け殻

おまけ

炎天下での作業、お疲れ様でした!
みなさんも熱中症にお気をつけて過ごしてください。

フォローはこちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。