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水辺のリフォーム事例: 水生植物を食害から守る
アメリカザリガニが多く生息する池に植栽した事例を紹介します。
対象の池は、水深80cm程度で池底の地盤が軟弱でした。
水生植物の食害を防いで群落形成を図る方法
←植生創出計画断面図【設置前】
アメリカザリガニが多く生息しています。【作業1】
アメリカザリガニによる食害を防止するため、 保護囲い網を設置します。【作業2】
水生植物の植付け。絶滅危惧種などのオニバスやサンショウモ、近年生育地が減少しているガガブタ等を移植しました。
【設置完了】
カルガモなどの水鳥も水草を食べてしまうので、 防鳥網も取り付けました。防鳥網
ザリガニの幼生が潜れないよう網目は2mmと細かいものを使用しています。また、網をよじ登る場合もあるので、返しと捕獲用のプールを設けました。
水生植物の活着状況
設置後
1週間経過
2週間経過
3週間経過
4週間経過
5週間経過
6週間経過
食害を防ぐことによって水草の活着・繁茂が促進されました。水質や底質、立地条件が良好な環境で水草が増えない、または消失してしまう要因は、生物による食害によることが非常に大きいことが今回の試みで確認できました。