むさしの学園小学校 校庭ビオトープとモザイクタイル

府中市多磨町のむさしの学園小学校は2024年に100周年を迎えるため、記念行事の一環としてビオトープを作りたい!とお問い合わせ頂きました。
子どもたちには施工を体験してもらい、ビオトープへの愛着を持ってもらえるよう、学校と打ち合わせしながら工事をしました。
校庭にある築山のふもとが候補地になりました。

施工体験について

前述のとおり、弊社では施工体験や環境学習を通じて、子どもたちとビオトープについて学ぶ機会を設けています。出前授業は全学年対応していますが、今回は中・高学年が工事に参加しました。
(低学年はモザイクタイル看板づくりをしました。)

授業1コマ分で、土運びや石拾いなどをしてもらいました。別の授業ではビオトープを維持するための授業を行い、子どもたちに管理方法や道具の使い方を伝えました。授業の中では、ビオトープとは何か、ビオトープの使い方、学校周辺の環境、工事の流れなどを一緒に学びます。
近隣の野川へ行き、子どもたちと生きもの観察なども行いました。

工事のおおまかな流れ

  • 池枠を施工
  • 防水シートを敷設(水漏れがないかを入念に確認)
  • 保護シート敷設
  • 荒木田や景石で景観づくり
  • 野草の植栽、生きものの引っ越し

となります。

土留め工事について

斜面に施工するため、土が流れ込んでこないよう土留めが必要になります。
今回は丸太杭を並べて、遊び心のあるデザインにしました。
一つずつ面取りとやすり掛けをしているので子どもが触れても安全です。
また、土留めの下の部分をあけて「生きものの通り道」を作ったので、カエルやトカゲなどが遊びに来ることができます。

植生管理授業をやりました

上流部と下流部

上流部は水が流れ出す「湧き水」をイメージしました。
基本的には人の立ち入りを制限し、生きもののサンクチュアリになります。

下流部は観察デッキが設けてあり、流れはほとんどありません。
一年を通して野川の生きものや在来の水草を観察することができます。

モザイクタイルプレートづくり

子どもたちの公募により、ビオトープは「百年池」という名前がつきました。
モザイクタイルを使った60㎝×60㎝の大きなプレートをつくりました。
1~3年生に作成してもらいました。
モザイクタイルプレートの枠は1年生、文字は3年生、背景は2年生が担当し、各学年1コマ40分と限られた時間の中でテキパキと作って頂きました!

仕上げ作業

タイル貼り付け後は弊社で保管し、仕上げ作業を行いました。
目地モルタルを塗りこみ、乾燥後にコーティングをしました。

想像よりも迫力があって驚きました!
2025年2月12日にビオトープへ設置をしに行きました。

傷つけないように気を付けないように慎重に取り付け…

完成です!大きなモザイクプレートは遠くからでも目立ちます。
今後100年、このビオトープ池が子どもたちにとって学びの場となりますように!

フォローはこちら!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。