用賀小学校(世田谷区)コンクリ池のエコアップ

世田谷区立用賀小学校にある池のエコアップをしました。
コンクリートでできた周年記念の池です。

施工前の様子

先生のご相談は、
既存コンクリ池をより良くしたい(ビオトープ化したい)が、どうしたらいいのかわからない。
● 藻の発生を少なくしたい。
● 給水口と排水口が近いので、水が奥に行き届いていないのではないか。
● 夏は水道水を常時給水している。

弊社からのご提案は、

既存の生きもの救出

高学年の委員会で下校時に作業しました。

浚渫(泥のかきだし、乾燥)

底泥の除去をします。約5年に一度は必要な作業です。

砂利の敷き均し

掃除した池底に砂利を敷き、水生植物の活着を促します。

環境授業

外来種を力説中です。

撤去物処分

既存池からでてきたブロックです。

植栽(在来希少種の植栽)

在来の水草を植栽しました。

弊社は「児童参加型のビオトープづくり」を大切にしています。
ビオトープのこと、生きもののこと、地球のことを少しでも伝えられるよう試行錯誤しています。
また施工に参加することで、少しでも子どもたちにとって思い入れのある空間になってほしいという願いがあります。

児童による砂利入れ作業。
救出した生きものは教室で保護。
砂利入れの後、生きもの放流をしました。

給水桝から吐水口は少し離れたところに設置し、水の滞りを軽減しました。
池内の陸生植物は剪定し、一部切り離し、浅い水辺の環境をつくりました。

画像正面が吐水口です。
完成後。画像右下が自動給水装置の給水桝。

余談になりますが、今回の環境授業中にヤゴを死なせてしまう児童がいました。
御幣があるかもしれませんが、とても良いことだと思います。

生きものが生をなくすのは、残酷で目を覆いたくなりますが、それこそが実在する世界の一部です。
ゲームの中では生き返りますが、現実(実在する世界)は違います。
(弊社HP「代表挨拶 顧問 佐藤修」参照)

ビオトープは四季に合わせて目まぐるしく生と死を繰り返します。
一年を通して子どもたちの観察・発見の場になれば幸いです。

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