元麻布三丁目緑地 宮村池
水辺のリフォーム事例
元麻布三丁目緑地 宮村池 (港区) 2012年8月完成
漏水箇所の補修と小川・排水設備のリフォーム
宮村池の上流側には湧出水を引き込むための配管がありましたが、その上流のコンクリート製の水路が劣化のために 漏水していました。
まず初めににその漏水箇所を粘土や防水シートを使って補修、十分な水量が配管へ流れ込むように しました。
次に池へ流れ込む小川の防水工事を行い、排水溝へ通じる水路を整備するとともに、その入口にオーバーフロー管を設置 しました。
漏水箇所の補修
補修前の水路の様子です。
コンクリートの劣化等により、漏水して水位がほとんどない状態になっています。
補修後の水路は、水が十分溜まるようになりました。
粘土と防水シートを使って漏水が止まるよう施工しました。
写真手前に見えるかごの中には引き込み管があり、一定の水深に達すると水がこの配管を通って池のほうへ流れます。
工事ともなって泥の浚渫も実施しましたので、水も濁りが無くきれいです。
池へ通じる小川へきれいな水が流れるようになりました。
それまでは漏水のた引き込み管へ水が流れ込みませんでしたが、その問題が解決されました。
ビオトープ施工の経験が豊富な弊社は、こうした水辺周辺の防水工事も得意としております。
小川の補修と排水設備の施工
既存の小川は防水シートが劣化しており、さらに土壌がはげてしまって植生も乏しい状態でした。
小川の浚渫を行い、新しい防水シート張って水がよく流れるように施工しました。
また川底と川岸を粘土と赤土で成形して、芝生を張ります。
このあたりの水際の施工法は 永福小の例でも紹介しています。
水がしっかりと流れ込むようになりましたので、排水設備も新たに設置しました。
メダカなどの生き物が流れ出してしまわないように、ストレーナーが付いています。
宮村池の生き物
池のほとりには一本の柳がありますが、その葉の裏にコムラサキという蝶の抜け殻を見つけました。
決して個体数の多い蝶ではありません。
こんな大都市の真ん中にも多くの生き物が生息していて、小さなビオトープが生息場所となっているのです。
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